経理の採用で「経験年数」から卒業する

ー現場が本当に必要とするスキル基準の採用とはー

なぜ、経理の採用で失敗が起きるのか?

経理業務の「できる/できない」は経験年数では測れない

なぜ経験年数や前職年収だけでは判断が難しいのでしょうか?

  • 同じ「10年経験者」でも、実際にやってきた業務の幅や深さは大きく異なります
  • たとえば、仕訳入力中心の10年と、月次・年次決算まで担ってきた10年では、求められるスキルは全く別物です
  • 前職の給与水準は業種・企業規模・地域によりバラつきがあり、「スキルの証明」にはなりません
  • 経験年数=即戦力という思い込みが、採用のミスマッチを生み出す原因になります

「営業マンを経験年数で採用しますか?」という問いかけ

他職種では“経験年数”で採用しないのに、なぜ経理は?

  • 営業職であれば、「売上実績」「受注率」「提案スキル」など、成果とプロセスで評価されます
  • 経理職も同様に、「何をどこまでできるか」で判断すべきです
  • 目に見える数字だけでなく、業務フローや実務レベルの可視化が重要です
  • 採用の第一歩は、スキルを定義することです

採用ミスマッチはどこから生まれるのか?

なぜ、採用後に“期待と違った”という事態が起きるのでしょうか?

  • 「何を任せるか」が社内で共有されていないため、要件が曖昧なまま採用が進んでしまう
  • 採用担当者と現場責任者で、求めるスキルの認識がズレていることが多い
  • 希望年収に見合うスキルがない場合や、予算に合わない要件が提示されてしまう
  • スキル条件を妥協した結果、足りない部分を現場が補う形になり、結果的に現場が疲弊していく

「経理スキルで採用する」ために企業がやるべき3つのこと

1. 業務の可視化と要件の明文化

まず採用の前にやるべきこととは?

  • 採用したい人物に「何をやってもらいたいのか」を明確にします
  • 例:「仕訳入力だけ任せたい」「月次決算まで対応してほしい」「社内ルールの整備までやってほしい」など
  • 「入力系」と「判断系」で業務を分け、求める責任範囲を明示しましょう
  • 「どの業務をどこまで任せられる人材が必要か」を可視化することが、スキル採用の第一歩です

2. 必要な知識とスキルの洗い出し

スキルを明文化するとは、どういうことか?

  • 使用している会計ソフト(例:弥生、freee、勘定奉行など)の操作経験が必要か?
  • 消費税の区分や、前払費用・未払費用の処理など、特定の知識が求められるか?
  • 売上や経費処理だけでなく、試算表作成や税理士とのやりとりまで対応してほしいか?
  • これらの「実務スキル」を明文化しておくことで、判断軸がぶれません

3. 予算と要件の整合性をとる

スキル基準と予算のバランスをどう取る?

  • 予算が月30万円の場合、求める人材像が年収500万円クラスであればミスマッチが生じます
  • 要件を下げる場合、「不足するスキルは誰が補うのか」を明確にする必要があります
  • スキルの足りない部分を現場社員が担うなら、配置転換や教育体制の見直しも検討が必要です
  • 採用=補充ではなく、組織としてどう機能させるかという視点が重要になります

経験2~3年=安く雇えるは幻想になっている

  • 経理経験が2?3年の人材なら、比較的安く採用できると思っていませんか?
  • 実際は、そのように考える企業は多く、競争が激化しています
  • この層は「即戦力に近い若手」として人気があり、想定より高い給与を提示しなければ採用できないことも
  • 必要なスキルに対して、別の採用戦略を取る方が合理的な場合もあります

「誰がカバーするのか」を忘れたスキル妥協は破綻を招く

  • 要件を妥協して採用しても、結果的に現場社員の業務が増え、疲弊することが多いです
  • 「足りないスキルを誰が補うのか?」を事前に決めることが重要です

採用以外の選択肢を考える視点

経理アウトソーシングや派遣の活用は合理的な選択肢

そもそも、正社員採用が本当に必要でしょうか?

  • 決まったルールで処理する業務(伝票入力、経費精算など)は、派遣やアウトソーシングでも対応可能です
  • 一時的な業務増加や、短期プロジェクトの場合、無理に採用せず派遣で調整する方が合理的です
  • コア業務(管理会計や経営判断に使う資料作成など)にリソースを集中することが可能になります

Rの経理派遣は「即戦力化した人材」をご紹介

スキル基準で採用したい企業に、なぜRの経理派遣が選ばれているのか?

  • 会計ソフトの操作、月次決算、税理士対応など実務スキルで分類・評価された人材をご紹介
  • 単に「経験者」ではなく、「●●の業務ができる人」と明確に絞り込んでマッチング
  • スキル評価済みなので、採用前から「この業務ができる」が可視化されます
  • 紹介予定派遣なら、一定期間働いてもらってから正社員登用の判断が可能です

Rの経理派遣では未経験者を即戦力化して派遣

  • 未経験者でも「2?3年経験者レベル」で活躍できる理由とは?
  • Rの経理派遣では、実務を想定した独自研修を実施しています
  • 経理未経験でも、会計ソフト操作・仕訳入力・月次補助などを体系的に学習済み
  • 研修後は、経験2年程度の業務に即対応できる人材として派遣されます
  • 競争率の高い若手層を無理に採用しなくても、必要なスキルを持った人材と出会えます

経理採用を構造化する第一歩

スキル基準で採用を始めるには、どうすればいい?

  • 採用活動の前に、「任せたい業務」と「必要なスキル」を言語化すること
  • 現場任せにせず、全体で業務を棚卸し、どこにどのリソースが必要かを設計する
  • 自社だけでの判断に不安がある場合は、経理専門の派遣会社をパートナーにするのも一つの方法です

お問い合わせ・ご相談は

経理スキル基準での採用に切り替えたいとお考えの企業様へ

「Rの経理派遣」では、すべてワンストップで支援しています

  • 経理業務の洗い出し
  • 採用要件の定義
  • スキル評価済み人材のご紹介

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